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茨城県笠間市

茨城県陶芸美術館

エミール・ガレとドーム兄弟


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エミール・ガレの陶器を

ここ茨城県陶芸美術館の常設展示で

何度も見ていたので

今回の展覧会は待ち遠しかった。

今回は陶器では無くガラス製品の展覧会

陶器には無い美しい透明感のある作品が多かったです。


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展示室に入ると最初はエミール・ガレの

初期の作品が展示されていました。


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ガラス製品が美しい

うっとりするこの造形美がたまらないです。


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次の展示からは和風のデザインが施された

作品がズラッと並んでいました。


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1900年ごろの作品

この時代のヨーロッパは日本ブームが巻き起こっていたので

その影響はガラス製品まで及んでいたのが

ハッキリと感じられる展示内容でした


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1889年から1900年頃はエミール・ガレの人気が高かったと

解説がパネルで案内されてました。

私はエミール・ガレの作品を見たくて

今回の展覧会を見に行きましたが

良い意味で裏切られました。

展示室の奥半分はドーム兄弟の作品の展示ですが

その空間に入った瞬間に

これは素晴らしいと多くに時間を

私はドーム兄弟のブースを眺めていました。


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エミール・ガレに影響を受けたドーム兄弟

同じ街に工房を持つ

エミール・ガレとドーム兄弟

ドーム兄弟はエミール・ガレに憧れていて

いつしかガレを追い越すほどの勢いで

賞を取りそして、作品が売れていったドーム兄弟。


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1900年以降はドーム兄弟の時代が訪れ

大量生産を行う様になって行きました。


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同じ形でも一点ものと大量生産するもので

作り方を変えていったドーム兄弟。


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展示の最後の方は大量生産された

ドーム兄弟の商業アートの作品の展示が並んでいました。

商業アートが大好きな私はとても見応えのある

今回の展示会でした。

エミール・ガレの栄光とジャポニスムへの探求と

ドーム兄弟のガレを追いつき追い越した先の

商業アートへの進出。

芸術とは何か?を感じられる展覧会だったな。